中学受験を決意して塾に通い始めると、それまで通っていた習い事との兼ね合いがとても難しくなってきます。
複数習い事をしている場合は、時間の面でも月謝の面でもやりくりが大変です。
でも習い事には色々な思いがあって、時間がないからとバッサリ切り捨てられるものではありませんよね?
今回は中学受験を目指す小学生の「習い事」の整理について、我が家の体験談を交えながらお話しさせていただきます。
習い事はいつまで続けられる?
いつまで続けられるかは、習い事の種類や本人の希望によっても違ってきますが、4年生の時点ではまだ時間的な余裕もあるので塾との両立は可能でしょう。
しかし5年生の頃には通塾の回数も増えて忙しくなってくるため、習い事が負担になるケースが出てきます。
習い事を複数している場合は、やはり整理が必要です。
習い事を整理する際は本人の希望がとても大切になってきますので、必ずよく話し合ってから決めましょう。
整理のコツは【見直すタイミング】
習い事はどうやって整理したらよいのでしょうか。
そのコツは【見直すタイミング】にあります。
4年生から塾に通う場合、見直しは2つのタイミングで行うとよいと思います。
以前から何となく続けていて本人もさほど身が入っていないような習い事はこの時点でやめます。
もし続けたい習い事の曜日が塾と重なってしまった場合は、可能であれば塾か習い事の曜日を変更するとよいでしょう。
我が家では下の子の時、書道の曜日が塾と重なってしまったのですが、塾と交渉してその曜日だけ違うクラスの授業に参加させてもらうことにしました。
翌年、塾の曜日が習い事と重ならなくなっため元のクラスに戻りました。
5年生は、塾に通う日数が以前より増える頃ではないでしょうか?
土曜日も塾の授業が入ってきて、習い事に充てていた時間が段々縮小されてきます。
行くだけで完結する習い事は続けられますが、ピアノなど自宅で予習・復習が必要なものは見直す対象にしましょう。
予習・復習が必要な習い事でも、それが苦にならずかえってモチベーションになるようなら続けても問題ないと思います。
その場合は日々の会話を通して無理をし過ぎていないか確認したり、体調管理をしっかりしてあげることがとても大切になってきます。
また、どうしても続けたいけれど今は難しいという場合は、いったんお休みして受験後に再開する方法も考えましょう。
もし続ける場合は習い事を1つに絞る必要があると思います。
習い事との両立について
両立できるかどうかは塾の日程との兼ね合いを見ることが大前提ですが、前述の通り予習復習のある習い事は5~6年生の時期にはやはり難しいと思います。
だからといってすぐにやめる道を選ぶのではなく、本人の気持ちをしっかり聞いて一緒に考えることが大切です。
子どもが納得した状態で決断できれば、仮にやめる決断になったとしても中学受験に向かって一歩を踏み出すことができるでしょう。
もしやめる決断が難しいのであれば、前述のとおり一定期間お休みして受験後に再開する方法もあります。
受験後の再開が難しい場合でも、続けたかった習い事を中学校の部活動で続けるという考え方もあります。
【我が家の話】
我が家では、上の子はスイミングと書道は5年生になる前にやめ、ピアノだけ続けていましたが、5年生の時に塾と曜日が重なってしまい、塾が終わったあと電車で移動してピアノに通うというハードな状態になってしまいました。その他に小学校の金管バンドに所属していたので放課後練習が週2~3回ありました。金管バンドが終わるのを学校の前で待ち受け、車で直接塾に送り届ける日々です。そんな状況ですからピアノの練習もだんだん難しくなり、本人と相談のうえ5年生の夏でいったんピアノをお休みすることに。中学生になったら再開する予定でしたが、実際入学してみると通学時間の長さと部活の関係で時間の確保が難しく、結局やめることにしました。
下の子は合気道と書道を習っていましたが、5年生になると合気道と塾の曜日が重なってしまいました。どちらも曜日変更ができず、合気道を4年生の冬でやめることに。書道は時には塾の曜日を変更をしてもらい、小学校を卒業するまで続けました。その後も続けたかったのですが、上の子の時と同じで中学に入ると時間確保が難しく、やめることになりました。
どうしても習い事を続けたい場合【個別指導塾】
色々考えたけれどもどうしても習い事を続けたいという場合には、個別指導の塾に通うという方法もあります。
個別指導ならオーダーメイドのカリキュラムなので習い事との両立も可能です。
ただ料金は集団授業の塾と比較すると割高になります。
個別指導塾の情報収集には、塾選びのガイドブック的存在「塾選」での検索がおすすめです。
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一例として東京個別指導学院には「習い事両立 中学受験対策プラン」があるので、塾選から無料相談してみてはいかがでしょうか?
おわりに
中学受験で塾に通い始めると、必ず「習い事との両立」という問題が出てきます。
我が家の場合、上の子は最終的にピアノをやめることになりましたが、本人が自分でやめる決断をしたことで新たな気持ちで中学校の部活(運動部)に集中することができました。
入学した中学は音楽教育も大切にしていたので、日々大好きな音楽に囲まれて楽しい学校生活を送っていたようです。
下の子も中学では書道を続けられませんでしたが、中学校での書道の授業を毎回楽しみに受けていました。
今も書道への思いは消えておらず、いつか機会があればまた習いたいと考えているようです。
これらの経験から、習い事は例え続けられなかったとしてもよい形で終わらせることができればそれでよいのだと感じています。
習い事の両立で悩む時は、「中学受験のせいで好きな習い事ができなかった」と子どもの心に後悔の思いが残る前に、しっかり家族で話し合ってよりよい方向を見つけてください。
習い事を両立できてもできなくても、納得した結論があればその先の中学受験に向かって集中することができるでしょう。
貴重な小学生の時間はあっという間です。
後悔なく過ごして欲しいと願います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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中学受験で勉強に疲れないためのストレス発散法についても掲載しています。
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