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想いが込もっていて捨てにくい品物の手放し方【みんなのお焚き上げ】

物は自分では動けません。

それは、いつの間にか身の回りにあるどんな物にも、様々な人の手を介してここに来たというエピソードがあるということです。

そう思うと、ごみとして「捨てる」という選択肢を選ぶのはなかなか難しいですし、負の想いが込もっていそうな品物もごみとして処分するには少し怖い気がしますよね。

私の場合、伯母の遺品整理の際に見つけた写真を手放したいという思いが、お焚き上げについて調べるきっかけとなりました。

今回は、断捨離・遺品整理・終活・気持ちのけじめなど、片づけの場面で想いが込もって粗末に捨てられない品物の手放し方についてお話させていただきます。

目次

「みんなのお焚き上げ」に出会う

「お焚き上げ」というと大晦日に神社でお札やお守りなどを焼納するイメージがありますが、お札以外の品物も取り扱っていて、郵便や宅配便で送れるところがあるのかをネットで調べてみたころ、「みんなのお焚き上げ」にたどり着きました。

みんなのお焚き上げ

「みんなのお焚き上げ」とは

みんなのお焚き上げは、「お焚き上げキット」を購入し、品物を詰めて送るだけで簡単にお焚き上げができるサービス。

料金に全ての費用(お焚き上げ供養料・神社への送料(プランによっては封筒や箱代も込み)・お焚き上げ証明書発行手数料・お焚き上げできないお品の処理費用・お焚き上げキット送料など)が含まれているので、追加の費用が一切ありません。

料金はクレジットカード、コンビニ支払い、銀行振込み、AmazonPay、PayPay、LinePayで支払いOK。

そして肝心のお焚き上げは、歴史ある神社の「お焚き上げ専用の祓戸」で本格的に執り行われ、終了後はメールでの報告のほか、ご祈祷動画も公開されます。

また、申し込みの際に希望すれば「お焚き上げ供養証明書」が郵便ハガキまたは電子版で届くので、しっかりお焚き上げが行われたことの確認ができて安心です。(※申込書の通信欄に「普通封筒での証明書送付希望」と記入すれば、お焚き上げ証明書と外見で判別できないように普通封筒で送ってもらうこともできます。)

依頼する側の気持ちにとことん寄り添った、安心のシステムとなっています。

みんなのお焚き上げ

きっかけとなった写真の話

お焚き上げに出した写真は、伯母の遺品整理の際に偶然見つけたもので、和箪笥の中に他の記念写真と混ざった状態で積み重ねられていました。
写真については1枚1枚確認しようと決めていたので開封してみたところ、複数のスナップ写真が入っているのを確認。取り出してみると、そこには空襲後の惨状と思われる痛ましい景色が写っていました。
「これは天に還さなければ!」そう直感した私は、急いでお焚き上げについて調べることにしたのでした。

事前の留意点

送られた品物は、不燃物、危険物、引火物などが含まれていないか、犯罪防止や法的に問題ないかを確認するために全て開封されます。その点を理解の上申し込みましょう。


ただ、手紙や写真、権利証などの証明書類、名簿や住所録などの内容の閲覧は行わないとのことなので、あまり神経質になる必要はないでしょう。

申込の手順

「お焚き上げキット」にはレターサイズ、ボックスサイズ、人形供養パックの3種類があり、それぞれサイズに応じたプランがあります。人形供養パックは人形、ガラスケース・台座・お飾りなどの付属品も受け付けてくれます。

レターサイズはキットに専用の封筒が含まれていますが、ボックスサイズは自分で箱を用意する[箱なし]が基本です。(「ボックス100」のみ手元に箱が無い方のための[箱付き]があります。)

また、希望の方には自分の品物だけのために個別にご祈祷を執り行なってくれる「特別祈祷オプション」もあります。(追加料金:税込み10,000円)

取り寄せ

まず、希望のサイズの「お焚き上げキット」を購入します。

キットはみんなのお焚き上げHPから会員登録をして購入するか、amazonからも購入できます。

購入後、数日でキットが手元に届きます。

送る

STEP
品物を詰める

キットに同封の封筒や箱([箱なし]の場合は自分で用意した箱)に既定のサイズ・重さの範囲でお焚き上げしたい品物を詰めます。

STEP
「お焚き上げ供養申込書」に記入

キットに同封の「お焚き上げ供養申込書」に必要事項を記入し、お焚き上げしたい品物の一番上に乗せて封をします。

STEP
お焚き上げシールを貼る

キットに同封の「お焚き上げシール」を、レターサイズは封筒の表面、ボックスサイズは箱の上面に貼ります。

STEP
住所・氏名を記入

レターサイズはキット同封の封筒に、ボックスサイズはキット同封の配達伝票に、依頼主の情報(住所・氏名など)を記入し、ボックスサイズは伝票を箱の上面に貼ります。

STEP
送る

レターサイズは郵便局に持ち込みまたはポストに投函。(レターサイズロングはポストに入らないため、郵便局に持ち込み。)
ボックスサイズは伝票に記載の宅配業者に集荷依頼の連絡を入れて、集荷を待ちます。

発送後

お焚き上げ実施日(月に数回実施)が「みんなのお焚き上げ」サイトに掲載されます。

「次回お焚き上げは〇月〇日(曜日)〇時に開始予定です。対象は〇月〇日~〇月〇日に神社に到着したお品となります。」というお知らせが表示されるので、自分の送った品物がいつ頃神社に到着したかを推測してお焚き上げの日を待ちましょう。

到着日によっては、お焚き上げまで最長で1か月半程度かかることもあるようです。

お焚き上げの完了はメールで報告され、ご祈祷ごとのダイジェスト動画、神社発行のお焚き上げ証明書発行など、ご祈祷後のフォローも万全なので安心です。

「みんなのお焚き上げ」おすすめポイント

自宅に居ながらにしてご供養ができる

お焚き上げを行ってくれる神社仏閣を探し、お焚き上げの日程に合わせてダンボール箱を持参する……そんなことを想像してしまうと心のハードルが上がり、「手放したいけれど手放せない」というジレンマに陥ってしまいます。

郵送や宅配便で送れるという手軽さが心のハードルを下げ、行動へと移す力を与えてくれます。

箱に入るだけ詰めてOK

ボックスサイズは規定サイズの箱や梱包材に収容できるだけ詰めることができて、人形+写真アルバムなど異なる品物の混合もOKです。

燃えない物でも受け付けてくれる

金属や石、ガラスなどの燃えない品物は、お払いをした後に自治体の廃棄認可業者に引き渡し適切に処分されます。

おわりに

私の場合、伯母の遺品整理中に見つけた写真がお焚き上げについて調べるきっかけとなりましたが、「みんなのお焚き上げ」と出会ったことで不安から解放され、キットに写真を同封して手放した時には心の底からほっとした気持ちになりました。

品物を「お焚き上げ」という形で手放すことで気持ちに区切りを付けることができ、前に進む力を与えられた気がします。

「想いが込もって粗末に捨てられない品物」の扱いに悩んでいる方々は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか?

この記事がそういった方々の判断材料に少しでもなれたら嬉しいです。

ここまでお読みくださりありがとうございました。

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