学習習慣を身に付ける
「学習習慣を身に付ける」とは、「自分からすすんで机に向かい、勉強する癖を付ける」ということです。
読み・書き・計算などの基礎学力の定着の面でも、低学年の学習習慣はとても大切です。
建築で例えるなら、低学年は建物の基礎を作っている段階。
基礎がしっかりしていないと、建物はやがて倒壊してしまいます。
そんなことにならないために、早いうちから習慣付けましょう。
その一歩として、学校の宿題は毎日しっかり取り組みます。
学校の宿題はルールを決めて取り組む
我が家のルールはとても簡単です。
「学校から帰ったら、遊びに行く前に宿題をやる」ということ。
ルールの運用は柔軟で、友達の都合や宿題のボリュームによっては後回しにしてもOK!
その場合は帰ったら必ずやるようにします。
子どもは楽しいことの前なら、ちょっと面倒なことでも率先してやります。
遊び疲れた後ではやる気も集中力も落ちてしまうので、宿題は帰宅後のなるべく早い時間に取り組むのがよいと思います。
苦手を早めに発見する
低学年の宿題は、なるべくその場で見てあげるようにしましょう。
理解できていないところ、つまずきやすい点など、注意が必要な箇所に気づくことができ、手遅れになる前に対策が立てられます。
勉強中疑問に思ったことも、時間が経ってからでは忘れてしまいます。
苦手を増やさないために、疑問にはすぐに答えてあげるようにしましょう。
我が家の話
私の経験では「掛け算」は学校でわかるまで時間をかけて勉強したものですが、下の子の時は全く授業では扱わずに「いついつまでに各自で覚えてくる」というものでした。そのやり方は下の子にはかなりハードルが高いと直感したので、すぐさま教材を探すことに。
そして、試行錯誤してたどり着いたのが「99のうた」です。(日本コロムビアより発売・CD&DVD 『見て聴いて トクトク(得得)99のうた ~国・算・理・社・英~』より )
車で移動の時は必ず繰り返し流し、家族で歌うよう心がけました。その甲斐あってか学校の期日までにはすっかり九九が言えるように!苦手になるのを未然に防げたかな?という話です。
学校の宿題だけでは心配な場合
家庭学習用の教材を試してみるのもおすすめです。
例えば【進研ゼミ小学講座】。
小学生の約5人に1人(19.5%)が受講している通信講座です。
学校での学習内容をふまえて取り組めるよう、使っている教科書に対応した教材が届きます。
赤ペン先生による個別学習、 苦手を解消できる学力診断など、小学生一人ひとりのサポートも充実。
学び方には、紙のテキストを中心に学ぶ<チャレンジ>と タブレットと紙で学ぶ<チャレンジタッチ>の2種類があり、登録後でも変更可能です。
まずは無料体験教材つき資料請求で試してみてはいかがでしょうか?
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我が家では、上の子も下の子も進研ゼミ小学講座を受講していました。
周りの友達の多くが受講していたのと、赤ペン先生とのやり取りで、楽しみながらペースを保って勉強することができました。
また、つまずきやすい単元の発見と早期のリカバーにも役立ちました。
詳しくはブログ「【こどもちゃれんじ・進研ゼミ】やる?やらない?何歳から何歳まで続ける?」をご覧ください。
友達とよく遊ぼう
中学受験を目指す場合、小学4年生から塾に通い始めるのが標準的です。
初めは週2回程度の通塾も、学年が上がるにつれて回数が増えます。
それに加え、学校の宿題の他に塾の課題をこなすための時間も必要になってきます。
ですから時間的余裕のある低学年は、友達と外でよく遊んでいろいろなことを経験しましょう!
おすすめは泥遊び。
洋服の洗濯が大変ですがそこは目をつむって、思いっきり泥遊びで創意工夫しながら遊びましょう。
泥遊びは免疫力を高める効果があるといわれているのでそういった面からもおすすめです。
室内で遊ぶ場合はブログ「【子育て】我が家で流行った「アナログ玩具」16選」も参考にしてみてください。
勉強が好きになるように
机の上での勉強以外にも、図書館や博物館に行って知識を深めたり、実際に見たり触ったりする経験を持つようにしましょう。
勉強に興味がわくおすすめ施設
2001年(平成13年)に開館された、先端の科学技術を体験できるサイエンスミュージアム。
ロボットや人工知能・生命科学・地球環境・宇宙などについて、自分自身で触れ、発見できる体験型の展示が数多くあります。
1877年(明治10年)に創立された日本で最も歴史のある博物館の一つで、自然史・科学技術史に関する国立の唯一の総合科学博物館です。
屋外展示のシロナガスクジラや、1970年(昭和45年)に日本で初めての人工衛星「おおすみ」を打ち上げたロケットランチャー(発射台)が目印です。
江戸東京博物館(大規模改修工事のため2025年度まで休館中)
江戸東京の歴史と文化を振り返り、未来の都市と生活を考える場として1993年(平成5年)に開館。
徳川家康の江戸入府から現代に至る約400年間を中心に、貴重な実物資料や復元模型・体験型資料を用いて紹介しています。
お店や銀行、警察署、消防署など、本物そっくりの施設でお仕事体験ができる、全天候型の体験型テーマパーク。
お仕事体験を通して、楽しみながら社会のしくみが学べます。
対象年齢は3~15歳。東京・甲子園・福岡の3か所にあります。
後ほど紹介する「アソビュー」で割引チケットの取り扱いがあります。
東京消防庁の「防災館」は、地震・消火・煙などの体験ができる施設。
上記3体験に加え、防災動画視聴・VR防災体験・救急体験・図上訓練(防災マップのつくり方)の中から1つを選択した、合計4体験の「基本ツアー」は所要時間1時間40分です。
我が家の話~低学年の頃~
上の子はピアノに興味があったので浜松市の楽器博物館で、色々な楽器を見てきました。ピアノの世界二大メーカーの「ヤマハ」と「カワイ」は、「ヤマハ」で働いていた河合小市氏が独立して「カワイ」を設立したことを知りました。
下の子は地下施設に興味があったので地下鉄博物館や首都圏外郭放水路に行きました。
首都圏外郭放水路は、洪水を防ぐために建設された世界最大級の地下放水路。その荘厳な景色から「地下神殿」とも表現される「調圧水槽」の他様々な施設を見学できます。(要事前予約)
その他のおすすめ施設についてはブログ「雨でも大丈夫!子どもが楽しめるあそび場9選」も併せてご覧ください。
読書のすすめ
お子さんの興味のある分野の本から読み始めるのがよいでしょう。
文章が苦手なら図鑑や絵本でもよいと思います。
また、ぜひ小学生のうちに読んでほしいのが「伝記」です。
伝記は偉人の生涯を通して、夢を持って努力することの大切さ、苦難に遭った時はどうやって乗り越えたのか、その時代背景や文化についても学ぶことができます。
Gakkenの「10分で読める伝記」シリーズは、1年生~6年生の各学年ごとに読んで欲しい偉人を厳選、総勢70人の伝記が収録されています。
初めて伝記を読む場合や学校の朝読書にも最適です。
10分で読める伝記 1年生 (よみとく10分) [ 塩谷京子 ] 価格:990円 |
いろんな経験をしよう
誰かの役に立つ経験をする
家族のお手伝いや町内のお掃除など、誰かの役に立つことを経験しましょう。
子どもの「好きなこと」を見つけ、経験してみる
子育てをしていると、子どもの特性や好きなことがだんだん見えて来ると思います。
例えば、何かによじ登るのが好きな子は、もしかしたら山登りやボルダリングに向いているかもしれません。
また、おとなしくじっと人の動きを観察している子は、俳句など文章の世界に触れたら素敵な言葉を紡ぎ出すかもしれません。
子どもの「向いていること」や「好きなこと」を見つけて、家族で経験してみるのはいかがでしょうか?
我が家の話
上の子はものづくりが好きだったので、出かけた先で体験教室を見つけると参加するようにしていました。
天然石で腕輪を作ったり、機織り、藍染、絵付け、竹笛、トンボ玉などなど、いろんなことにチャレンジしました。
下の子は回るものに興味があったので、水車や風車、水力・原子力発電所などを見に行きました。
地下施設も好きだったので、前述の地下鉄博物館や首都圏外郭放水路の他、大谷石地下採掘場跡にも行きました。
また、家電好きでもあったので、家電量販店に足しげく通いました。
その他の過ごし方についてはブログ「【子育て】土日が憂鬱なママたちへ。無理しない楽しみ方のすすめ」をご覧ください。
おすすめ経験
- 季節を感じる経験
例えば、いちごや梨・ぶどうなどの味覚狩り、潮干狩り、お弁当を持参して春のお花見、夏のスイカ割り、秋のお月見、もちつき、冬のかまくら体験など。
忙しさでつい省略しまいそうですが、七草がゆやお月見のおだんご、冬至のかぼちゃも日本の伝統的な行事食です。 - キャンプ・バーベキュー
自然に触れながら、みんなで力を合わせて1つのことを成し遂げる経験ができます。
火の扱いについても学ぶことができ、お手伝いのよい機会にも。 - 流星群を見る・天体観測
最適な時期をチェックして出かけてみるのもおすすめです。 - フリーマーケット
公園などで開催されるフリーマーケットに出店してみては?
情報は地元の掲示板「ジモティー」のカテゴリー「イベント」の中にある「フリーマーケット」から検索できます。
体験施設は体験予約サイトの「アソビュー」で探す
「体験」といってもどこに行ったらよいのか行先に困る!
そんな時は、体験予約サイトの「アソビュー」がおすすめです。
「アソビュー」は全国10,000以上の施設を検索・予約できる、日本最大級のレジャー・遊び・体験スポット予約サイト。
北海道から沖縄まで、アウトドアスポーツやものづくり体験、遊園地や水族館など、600種類の遊びを紹介しています。
無料の会員登録をすれば24時間ネットでの予約が可能なので、当日は電子チケットで列に並ぶことなくスムースに入場できます。
通常料金よりも割引料金で購入できるチケットが多数あるのも魅力です!
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おわりに
中学受験を目指す上で低学年のうちにしておきたいことは、学習習慣を身に付けて読み・書き・計算などの基礎的な学力をしっかり育てておくことと、勉強以外にも目を向けていろいろな経験をすることだと思います。
どちらも低学年だけで終わらせず、継続的に行っていきたい事柄です。
いろいろな経験のひとつひとつは点のようなものですが、回数を重ねるうちそれが線となり、やがて面へと変わっていきます。
その時は理解できなかったことも経験を重ねるうちに自然と理解が進み、知識となって蓄積されるのです。
中学受験において、いろいろな物事への知識があるのと無いのとでは、あるほうが断然有利に働きます。
そしてその知識は、中学生、高校生になっても子どもたちの未来を明るく照らしてくれることでしょう。
どうか低学年の貴重な時期をお子さんと一緒に楽しんでくださいね!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
ここはなブログでは、生活に役立つ情報を掲載中です。
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