「こどもちゃれんじ」と「進研ゼミ」。
子どもがいる家庭なら必ずどこかで出会い、一度は受講を考える通信教育講座ではないでしょうか。
「周りにやっている人が多いような気がするけれど、ほんとのところどの位の割合なんだろう?」
そういった疑問に向き合うべく、今回は「こどもちゃれんじ」と「進研ゼミ」の受講割合(シェア)について調べてみました。
そこに我が家の経験も交えながら、受講するかどうかの決め方や受講年齢についてお話させていただきたいと思います。
【こどもちゃれんじ・進研ゼミ】の受講割合って?
株式会社ベネッセホールディングス の「DATA BOOK 2023 」によると、こどもちゃれんじ・進研ゼミ(小学・中学・高校講座)の2023年4月時点での日本国内の会員数は221万人で、内訳はこどもちゃれんじ(0~5歳)61万人、進研ゼミ小学講座(6~11歳)118万人、中学講座(12~14歳)32万人、高校講座(15~17歳)10万人となっています。
下記の表1の会員数・シェア(こどもちゃれんじを除く)の数値は「DATA BOOK 2023」を引用、対象人口・こどもちゃれんじのシェア・シェアの合計値については総務省の統計を基に独自に算出しました。
こどもちゃれんじ | 小学講座 | 中学講座 | 高校講座 | 合計 | |
会員数(千人) | 610 | 1,180 | 320 | 100 | 2,210 |
対象人口(千人) | 5,100 | 6,040 | 3,210 | 3,244 | 17,594 |
シェア(%) | 12.0 | 19.5 | 10.0 | 3.0 | 12.6 |
こどもちゃれんじ・小学講座・中学講座の対象人口は総務省統計局「統計トピックスNo.137 我が国のこどもの数ー子どもの日にちなんでー」より算出、高校講座は総務省人口推計(2023年(令和5年)10月1日現在)の14~16歳の人口を翌年15~17歳となる年齢として算出しました。そのため高校講座についてはシェアの数値に多少のずれがあります。
これによると受講割合(シェア)が一番高いのは小学講座(19.5%)で、次いでこどもちゃれんじ(12.0%)・中学講座(10.0%)・高校講座(3.0%)となります。
実に未就学児(0~5歳)の約9人に1人、小学生(6~11歳)の約5人に1人が受講している計算です!
こどもちゃれんじ・進研ゼミともに多くの人から選ばれていることがわかります。
【こどもちゃれんじ・進研ゼミ】 やる?やらない?
我が家の話【こどもちゃれんじとの出会い】
我が家のこどもちゃれんじとの出会いは、上の子どもが4歳の頃。
近所の1歳年上の友達から、使い終わった教材をもらったことがきっかけでした。
しまじろうの絵本や知育玩具などの数々の教材にすっかり魅了され、早速受講することに。
しかし始めた時期が遅かったのと本人が早生まれだったせいか、絵本や映像教材、知育玩具には興味を示して活用するものの、ワークに関してはなかなか手が伸びませんでした。
まだタブレット教材の無い時代だったので、導入されていれば違う結果になっていたかも知れませんが……。
そうこうしているうちにこどもちゃれんじ終了の時期が近づいて来てしまいました。
親としてはこの時点が「やめるか続けるか」の分岐点と考えていましたが、本人はやめるどころか小学講座へ進むことに益々期待が膨らんでいる様子。
続ける以外の選択肢は無いと判断してそのまま小学講座を受講しました。
【進研ゼミ小学講座で豹変!】
【こどもちゃれんじ】ではワークになかなか手が伸びなかったので、小学講座の教材にも手が伸びないようならしばらく様子を見た上で本人と話し合おうと考えていました。
ところが【進研ゼミ小学講座】が始まったとたん、毎日コツコツ机に向かって勉強をこなすようになったではありませんか!
これは、こどもちゃれんじの時から様々な教材を通して自立学習を促してくれた効果の表れだと感じました。
【進研ゼミ・なぜ続けられたのか?】
我が家の場合、上の子はこどもちゃれんじから引き続いて、下の子は小学1年生から進研ゼミを受講していました。
きょうだいそれぞれ個性や性格が違っても、学校から帰ったらすぐに宿題をこなしチャレンジに取り組んでから遊びに出かけるようになっていました。
どうして積極的にチャレンジに取り組めたのでしょうか?
その理由を考えてみました。
- 周りに受講している友達が多い
- 赤ペン先生とのやりとりが楽しい
- 学校の授業の予習ができるので安心して授業を受けられる
- ボリュームがちょうどよいので達成感を得やすい
- ふろくの教材が魅力的・友達と遊べる
冒頭にある「表1」の通り、小学講座は小学生の約5人に1人が受講しています。
実際、上の子も下の子も周囲に進研ゼミを受講している友達が多くいたため、仲間意識を持つことでモチベーションを維持しやすい環境にあったということが挙げられます。
特に下の子は「宿題とチャレンジ(進研ゼミ)やったら集合ね!」といった感じで学校帰りに遊ぶ約束をして帰って来ていました。
時にはお互いのふろくの教材を持ち寄り、友達と問題を出し合いながら遊んだりすることも。(現在は紙のテキスト中心の「チャレンジ」よりも専用タブレット中心の「チャレンジタッチ」が主流なので、持ち寄って遊べるふろくはあまり多くはないかもしれませんが……。)
学習については、1日15分程度机に向かうような形で充分こなせたので、学校の宿題があっても負担になりませんでした。
そのうえ学校の授業の先取りもでき、おかげで心に余裕を持って授業を受けられたようです。
上の子も下の子もいつも学校から帰って来たらささっと勉強を済ませ、その後は友達と外でたっぷり遊んだり習い事に集中していました。
その日のうちにできない時は、週末に遅れた分を補うなどして毎月遅れ無く答案を提出するようにしていました。
「赤ペン先生の提出目標日」があることで自然とリズムができやすくなっていたのだと思います。
当時は紙テキストのみだったので、月1回赤ペン先生に答案を郵送し、後日採点されたものが郵送で自宅に届く形式でした。
答案には採点結果の他に本人が書いたコメントに対する赤ペン先生からの感想やイラストなども書かれていて、子どもたちはそのやり取りを毎回楽しみにしていました。
【やる or やらない】の決め方
我が家の場合は子どもたちがこどもちゃれんじや進研ゼミのおかげで学習習慣や様々な知識を身に着けることができたので、私個人としては受講がおすすめなのですが……。
結論から言うと、受講するしないは子どもと相談しながら最終的には子どもが決めるのがよいと思います。
子どもが「自分で決める」ことがとても大切だからです。
自分で決めたことで主体性が生まれ、それがやる気につながります。
受講の検討材料として、資料請求(無料)をすると体験教材がもらえるので、それを試してみるのもおすすめです。
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【受講は】何歳から何歳まで?
冒頭にある「表1」の通り、こどもちゃれんじ(0~5歳)は対象人口の12.0%、小学講座(6~11歳)は19.5%、中学講座(12~14歳)でも10.0%が受講しています。
数字は2023年4月時点という同時期の受講者数であり、同じ対象者を時期ごとに追跡調査した数ではないので一概には比較できませんが、数字だけを見ると小学講座から始める人が一定数いて、中学講座移行前にやめる人が半数程度存在するということが考えられます。
何歳から始めるか?
こどもちゃれんじも進研ゼミも、どの時期から始めても子どもが馴染みやすいようになっているので途中から受講しても大丈夫です。
ですから何歳から始めなければいけないということは無く、本人が興味を示した時が始め時になると思います。
我が家の場合、上の子はこどもちゃれんじを4歳から始めました。下の子はこどもちゃれんじにはあまり興味を示さなかったので興味を示し出した小学1年生の5歳から進研ゼミを始めました。
何歳まで続けるか?
始め時と同じく、やめ時も子どもとよく相談したうえで最終的には子どもが決めるのがよいでしょう。
我が家の場合は中学受験を目指すこときっかけに通塾することになり、上の子も下の子も9歳(小学校3年生)で受講を終了しました。
上の子の時は「考える力・プラス 中学受験講座」がまだ開講されていなかったので継続を検討することができず、下の子の時は上の子と同じ方向に進みたいということで受講終了を決めました。
始めてみて【よかった点・悪かった点】
よかった点
こどもちゃれんじを受講したのは上の子のみでしたが、小学校に入学する前に身に着けておきたい色々な事柄(ひらがなのよみかき、数や図形、生活のルールなど)を学べたほか、学習への好奇心やわくわく感などを入学前から高めてもらうことができました。
こどもちゃれんじや進研ゼミを始めてよかった点は、子どもたちそれぞれが自分から学習する姿勢作りができたというのが一番です。
楽しみながらすぐに取り組めて「わかった!」という喜びも得られるのですから、自然と机に向かう習慣が身に付きました。
その上、学校ではわからなかった問題も進研ゼミの教材に取り組むことですぐにわかるようになりましたし、親としては子どもがどの単元でつまずきやすいのかを可視化することができたのでとてもサポートし易かったです。
また、年に数回行われる全国規模の実力診断テストの結果を見ることで、子どもの学力を学校とは違う視点で客観的に知ることができたのがとてもよかったです。
悪かった(よくなかった)点
始めてよくなかったことについて考えてみましたが、思いつくことは何もありませんでした。
よくなかったことではありませんが、紙テキストの場合は少々かさばるので専用の置き場所が必要になるということくらいでしょうか。
おわりに
こどもちゃれんじ・進研ゼミといえば、「しまじろう」と「コラショ」。
それぞれの講座を象徴する存在として欠かせないキャラクターたちです。
学習教材のキャラクターでこれほど有名で子どもたちに愛されているものは他に無いのではないでしょうか。
0歳からしまじろうに親しみ、小学生ではコラショにバトンタッチ。
この絶妙なキャラクターからの橋渡しが子どもたちの成長へのわくわく感を演出し、受講継続をスムーズに促してく一要因となっているのではないでしょうか。
それから、赤ペン先生の問題などを提出するとポイントが付与され、それをためると努力賞がもらえるプレゼント制度。
ポイントの数に応じて豪華な賞品がもらえるので、それもモチベーションの一つになっていたように思います。
また受講割合が高いので、周りで受講している友達と情報交換をしたり、教材で一緒に遊んだりできることが他には無い特徴かと思います。
こどもちゃれんじ・進研ゼミは、教材を通して自ら学ぶ習慣を身に付け、学ぶことへの楽しさや様々な知識を提供してくれる、とてもありがたい通信講座です。
受講するかしないかは子どもと話し合って最終的には子どもが決めることが大切です。
お悩みの場合は、資料を請求してみて実際に教材を試してみてはいかがでしょうか。
以上、我が家の体験を交えながらお話しさせていただきました。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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