子どもが中学に入学すると、塾に通わせた方がいいのか悩む親御さんも多いのではないでしょうか?
文部科学省の令和5年度子供の学習費調査によると、公立中学に通う生徒の約66%が学習塾に通っており、年間の塾代(学習塾費)の平均額は349,000円、月に換算すると約29,083円の出費となっています。
塾に通う理由は、学習習慣を身に付けたい、定期テスト対策、高校受験対策など様々ですが、上記のように約7割の生徒が通塾している現状を見ると、子どもを塾に通わせたほうが安心だと思うのは自然な親心かと思います。
しかし、毎月の予算の中から急に塾代約3万円を工面するのはなかなか厳しいもの。
今回はこの月約3万円の塾代に焦点を当て、家計を見直して費用を捻出する方法について考えていきたいと思います。

固定費を見直す
固定費は毎月の支払額が一定のものを指しますが、電気・ガス・水道代、通信費、住宅ローン、保険などが該当します。
使用を控えて節約するのもアリですが、今入っているプランの見直しでまとまった金額を減らせる可能性も。

電気・ガス代
2016年から電気、2017年からガスの自由化がスタートし、自分に合った電力会社やガス会社が選べるようになりました。
沢山の会社の中から自分のライフスタイルに合ったプランを探すのは大変ですが、電気・ガスは必ず使うものなので見直す価値はあります。
見直しには電気・ガスの比較サイトの利用が便利です。
【エネチェンジ】は上場企業のENECHANGE株式会社が運営する最大月間訪問数200万人を超える日本最大級の電気とガスのかんたん比較サイト。
自宅の郵便番号などを入力するだけで最適なプランを見つけられて、そのまま申し込みもできる無料のサービスです。
電気選びや手続きに関する相談は、切り替え完了までエネチェンジのでんきコンシェルジュが無料でサポートしてくれます 。
各電力会社独自のキャンペーンに加えて、ギフト券やキャッシュバックなどの「エネチェンジ限定特典」が多数あるのも魅力です。
我が家でも2017年に電気事業者を変えました。
その当時はだいぶ電気代が節約できましたが、今は電気代もガス代も高騰している時代。
また見直しが必要かも知れないと感じています。
通信費(固定電話・携帯電話・インターネット)
総務省の令和5年通信利用動向調査によると、固定電話を保有している世帯は57.9%、携帯電話及びスマートフォンを保有してる世帯は97.4%でした。
今や9割以上の世帯が携帯電話やスマートフォンを保有しているという結果に驚きましたが、まだまだ6割近くの世帯が固定電話を保有している結果も意外でした。
我が家も固定電話を利用していますが、インターネットやTVとセットのプランに加入することで利用料を抑えています。
固定電話は、通話が10分間無料の「かけ放題パック」に加入しているので毎月の通話料は0~数円程度。
スマートフォンは大手キャリアの格安料金プランに変更したので以前よりも4,000円程度安くなりました。
【J:COM】は、ケーブルテレビ・インターネット・電話・モバイル・電気などのサービスを提供している会社で、大手電気通信事業者「KDDI」と資本関係にあります。
J:COM提供のインターネットサービス〖J:COM NET 光(超速ネット光)〗は、J:COMの光ファイバー設備を利用した光回線サービス。 通信速度が速く回線の安定性が高いのが特徴。データ容量を気にせず利用できます。
次世代 AI Wi-Fi(※)標準搭載でオンライン会議、動画視聴もサクサクこなせます。
(※)次世代 AI Wi-Fは回線の混み具合によって自動で周波数帯・チャンネルを切り替えます。さらにAIが過去の利用状況を分析して、より快適なWi-Fi環境を作り上げます。
コースは「光1ギガ」・「光5ギガ」・「光10ギガ」の3種類。
例えば、集合住宅の場合、「光1ギガ」コースはWEB限定スタート割適用で3か月間月0円で利用できます。そのうえ基本工事は実質0円。さらに10,000円分のキャッシュバックで総額49,534円(税込)お得に!
申込から利用開始までは最短4日。かんたん設置なので好きな時間に自分で設置も可能です。
ケーブルテレビ・電話・モバイル・電気などとセットすることでよりお得になるプランも。
【J:COM MOBILE】では、J:COMの他サービスとのセットで〖データ盛〗が適用に!
スマホ月額利用料 1GB 1,078円(税込)が〖データ盛〗でお値段そのままで5GBに増量!<5GB 1,628円(税込)は10GB、10GB 2,178円(税込)は20GB 、20GB 2,728円(税込)は30GBに増量されます>
更に最強ヤング割(22歳以下)、シニア割(60歳以上)で6か月間のスマホ月額利用料が 10GB 550円に!<20GB 1,100円(税込)、30GB 1,650円(税込) :6か月間の月額利用料>
住宅ローン
今年に入って変動型住宅ローンの金利が徐々に上昇する傾向がみられます。
住宅ローンの返済は長期に渡るものです。借り換えの検討をしてみるのもよいでしょう。
住宅ローンの比較サイトを利用してシュミレーションしてみてはいかがでしょうか?
利用者数20万人超!完全無料の住宅ローン比較サービス【モゲチェック】は、入力5分で借り入れ中の住宅ローンがいくら減らせるかがわかります。
診断結果はスマホやPCで即時に表示され、 疑問やお悩みは住宅ローンのプロに無料でメッセージ相談できます。
また、「モゲチェック限定の特別金利」もあります。
我が家は4年前に住宅ローンの借り換えをしました。
固定金利から固定金利への借り換えでしたが、それにより月々の返済額が約12,000円ほど安くなりました。
団体信用生命保険(団信)
団信とは、住宅ローン契約者が死亡または所定の高度障害状態になった場合に、住宅ローンの返済が免除される保険です。
住宅ローン借り換えの際は、新たに借入先の金融機関の団信に入る必要があるのですが、契約者の健康状態によっては加入できないことも。
我が家の場合、4年前の借り換え時に団信に入れず慌てた覚えがあります。
借り換え先金融機関の仮審査が通った矢先だったのでとてもショックでした。
金融機関を変えて何とか入ることができましたが、我が家では団信に入れないリスクも考え、このまま借り換えなしで返済を続ける方針です。
保険
人生の様々な節目に加入した保険。この機に整理してみませんか?
バラバラに加入した保険を見てみると、実は保障が重複していたり今となっては不必要なものも含まれているかも。
保険のサービス内容は日々進化しています。
見直すことで保険料を抑えながらもより充実したプランに出会えるかもしれません。
リクルート運営の【保険チャンネル】では「保険」「住宅ローン」「家計」「老後資金」「教育費・子育て費用」などの様々なお金の悩みについて、FPに無料で何度でも相談できます。
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我が家では1年半ほど前に自動車保険を見直し、代理店を通して加入していたものをネット型に変えました。
それにより年間約46,500円、保険料が安くなりました。
変動費を見直す
変動費は食費や日用品費など、月によって支払う額が変動するものを指します。

クレジットカード
クレジットカードは1枚にまとめてポイントをゲット!
買い物以外にも公共料金や保険料、携帯料金、ETCカードなど、全ての支払いを1枚のクレカにまとめることで毎月高額のクレカポイントが付きます。
そのポイントを、自分がよく利用するVポイント・dポイント・Pontaポイントなどの「共通ポイント」に交換して、お買い物に利用しましょう。
我が家では1年間で計約35,000円分のクレカポイントをdポイントに交換し、外食代などに利用しています。
マルイのエポスカードは入会金・年会費永年無料のクレジットカード。国内外のVisaのマークのあるお店で使えます。
ポイント還元率は通常0.5%。税込み200円につき1ポイントが付与されます。
たまったエポスポイントはマルイでのお買い物や通販・公共料金の割引きとして使えるほか、マルイの商品券・Amazonギフトカードなどの商品券、dポイント・Pontaポイントなどの他社ポイントに交換可能です。
そのほか全国約10,000店舗の優待施設で割引や特典が受けられる点もエポスカードの魅力の1つ。
飲食店・遊園地・カラオケ・美容院・温泉・舞台・イベント・レンタカー・旅行など多岐にわたる分野で優待が受けられます。
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医療費
1年間に一定額の医療費や薬代(対象の市販薬)を払った時、確定申告により所得税が還付される制度があります。<参考:国税庁HP「医療費を支払ったとき」>
- 医療費控除
1世帯で1年間に支払った医療費の額が10万円を超える場合、確定申告により所得税の還付が受けられます。 - セルフメディケーション税制
その年に健康診断を受けている人が、対象となる市販薬を1年間に12,000円以上購入している場合、確定申告により所得税の還付が受けられます。
(※この制度は2017年1月から5年間の特例として始まりましたが、2022年1月より5年間延長されることになりました。)
2つの制度は併用ができないため、どちらかを選択する必要があります。
どちらの制度も遡って5年間は申請可能です。
税務署から領収書の提示や提出を求められる場合があるため、確定申告から5年間はレシートや領収証は保管しておく必要があります。
我が家では前年1月~12月の薬代をセルフメディケーション税制を利用して確定申告しました。
年間で19点(約46,000円分)の対象市販薬を購入して約7,000円の還付がありました。
申告は国税庁の国税電子申告・納税システム「e-Tax」を使って行います。
還付金は後日指定の口座に入金されるしくみです。
申告には対象市販薬のレシートや領収書が必要になります。レシートには対象市販薬の横に★印や 印が付いていますので、購入の際によく見て保管しておきましょう。
塾以外の選択肢を考える

コツコツ自分のペースで勉強を進められる、日々の部活が忙しいお子さんには【進研ゼミ】、【Z会】、【東進オンライン学校】、【ポピー】、【スタディサプリ】など自宅でできる通信教育講座もおすすめです。
通信教育の良い点は自分のペースで続けられることと、受講料が塾に比べて安く抑えられることです。

【進研ゼミ】はハイブリッドスタイル(タブレット+紙教材:授業対策は英数国理社5教科、定期テスト対策は実技教科も含めた9教科)で6,990円、【Z会】は5教科(英語のオンラインスピーキングなしの場合)で9,470円、【東進オンライン学校】は5教科で3,278円、【ポピー】は9教科で4,980円で受講できます。
<※2025年4月時点、中学1年生コース 12か月一括払いを月あたりに換算した料金(すべて税込)>
どの通信教育も研究し尽されたそれぞれの強みやよさがあるので、じっくり比較検討したうえでお子さん自身が自分に合った通信教育を選ぶとよいでしょう。
【スタディサプリ中学講座】は、リクルートが提供するオンライン学習サービス。
映像授業は5教科・演習問題は実技を含めた9教科に対応しています。
タブレットやパソコンだけでなくスマートフォンからも授業を見ることができるので、部活や学校の宿題で忙しい時でもスキマ時間で学習できます。
<おすすめポイント>
- 厳選講師陣による神授業が受け放題
- 4,200問以上の演習問題が解き放題
- 小1〜高3の戻り学習・先取学習が追加料金なしで学年に関係なくできる
- 教科書に対応した定期テスト厳選予想問題で効率的にテスト対策可能
- 学習履歴に基づいた「復習ミッション」機能で一定期間ごとに間違えた単元を解き直し
Webサイト経由の申し込みでクレジットカード決済の場合、ベーシックコースで12か月一括払いなら月あたり1,815円(税込)、学年が上がってもお値段は変わりません。
初回の方は14日間無料体験ができます。
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おわりに

我が家の場合、家計の見直しで通信費(スマホ代)4,000円、住宅ローン12,000円、自動車保険3,875円、クレカポイント2,916円、医療費583円、合計月額23,374円を節約することができました。
塾代3万円まであともう一歩。
他にも電気・ガスのプランや生命保険を見直せば、もう少し3万円に近づくかも知れません。
また、自治体から支給される児童手当(10,000円、第3子以降30,000円)を塾代に充てれば3万円クリアです。
今回は触れませんでしたが、車をエコカーに買い替えたりカーシェアにすると、更に家計の節約ができると思います。
家計の見直しは少々面倒かも知れませんが、試しに1つでも見直してみると徐々に節約が楽しくなってきます。
どうぞご家庭でじっくり話し合って、楽しみながら節約に励んでください!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
ここはなブログでは、生活に役立つ情報を掲載しています。
【子育て】お金がかかる時期はいつ?子どものために親がコツコツやっておきたいことでは、子どもにかかるお金について、我が家の経験談を交えながらお話ししています。
ぜひ併せてお読みください!
